【東京都台東区】浅草を観光する・浅草寺・浅草観光センター・仲見世通り

東武浅草駅を降りて浅草を観光しました。浅草寺周辺の観光ブログです。

東武浅草駅

隅田川のほとりに位置する台東区最東端の駅。2021年度調査では1日平均28,993人が乗り降りします。2012年に東京スカイツリーの開業に伴い、外観が開業時のモダンな姿にリニューアルされました。開業当時シンボルだった大時計も復活。

館内の商業施設は新たに駅と仲見世をかけて「EKIMISE(エキミセ)」と名付けられました。

地下1階から地上3階は松屋浅草店、5階には100円ショップのセリアやメガネのJINS等のカジュアルな店舗、6階は家電量販店や書店、7階にレストランがあります。

8階最上階は浅草ハレテラスとして解放され、東方向に東京スカイツリーを望むことができます。

駅前の看板

台東区では年間を通して下町ならではの楽しい行事がたくさん行われています。現在はコロナ禍で中止になっているものもありますがいくつかご紹介します。

まず1月には七福神詣。年の初めに七福神を祀る神社、仏閣に参詣して1年の平穏を祈る正月行事です。台東区には谷中、下谷、浅草名所と3コ-スの七福神詣があります。

7月には有名な隅田川花火大会。残念ながら3年連続で中止になっています。

12月には歳の市(羽子板市)。浅草寺境内に歌舞伎の絵柄や人気タレントを題材にした変わり羽子板など色とりどりの作品が並べられます。

隈研吾デザイン「浅草文化観光センター」夜景がきれいです

2021年開催の東京オリンピックのメインスタジアム「国立競技場」を手掛けた「隈研吾」デザインの「浅草文化観光センター」。

2012年にグッドデザイン賞を受賞した建物です。

外観は伝統的な木造住宅を7つ積み重ねたような非常に特徴的なデザイン。各階の屋根の庇と外観の木製ルーバーは日射を防ぐ役割を果たしており非常に実用的です。

木材が多く使われていることからぬくもりや安らぎも感じられる建物で浅草の町によく溶け込んでいます。浅草観光の前にぜひ寄ってみましょう。

夜に訪れると木製ルーバーの間から光が漏れて建物自体がとても美しく見えます。

浅草文化観光センター入口

入口から入ると1階には日本語、英語、中国語、韓国語による観光案内が受けられる案内カウンターやチケット販売所があります。

外貨両替所(トラベレックス浅草店)もありますが残念ながらここは当面の間休業中。

ロビーやエレベーター内の施設案内には建物の形をモチーフにした室内板、また2階に上がっていく階段の壁には市松模様のように組み合わせられた板が貼られる等、随所に細やかな工夫が凝らされています。外観と同じく内部も木材を豊富に使っていて温かみが感じられる作りです。

無料展望台8階からみた景色「東京スカイツリー

8階の展望テラスは無料で入場でき、東側の隅田川方向には東京スカイツリーが望めます。

無料とは思えないほどの絶景で建物に高さ制限がある浅草では貴重な場所です。

手前にはアサヒビールタワー。隣のスーパードライホール上にはフィリップスタルク氏デザインの燃えさかる炎をイメージした巨大なオブジェ「金の炎」も見えます。

ゆっくりお茶を飲みながら景色を楽しみたい方は2022年4月1日オープンの浅草展望カフェ カフェリオンへ。竹炭焙煎珈琲やチョコレートパフェが自慢の展望カフェです。

無料展望台8階からみた景色「浅草寺

仲見世浅草寺方面を見ると雷門から浅草寺まで250m続く仲見世の様子や人の賑わいが上空からよく見えます。仲見世は江戸時代から続く日本で最も歴史のある商店街。展望テラスからは窓ガラスにさえぎられることなく景色が楽しめます。上空からの仲見世の様子を見た後で実際に通りを歩くのもおもしろそう。

8階まではエレベーターで行くことができます。またテラス中央には椅子も用意され、疲れたら休憩できるお年寄りにもやさしい施設です。

無料展望台8階からみた景色「雷門」

上空からの雷門。雷門の屋根は平瓦と丸瓦が交互に使われている本瓦葺。屋根の最も高い部分から両側に傾斜を作った切妻屋根です。

現在の雷門は鉄筋コンクリート製で1960年5月3日に開通式が行われ、10年ごとに大改修が行われています。

ちょっとおもしろい話ではお菓子の「雷おこし」。雷門を由来としているそうです。江戸時代後期に雷門近くのお店で「家をおこす」「名をおこす」をかけた縁起物として売り始めたのが発祥と言われています。

今では浅草観光のお土産の定番ですね!

無料の観光ガイドブック

2階の観光情報コーナーには観光情報雑誌が置いてあり無料で閲覧可能。

ガイドブックを持ち歩きたくない方も大丈夫です!

他には無料で使用できる情報検索用端末4台(一台はSkype対応可)。公衆無線LANWi-Fi Nex、台東区無料公衆LAN(Taito Free Wi-Fi))利用可。コミュニケーションボード(観光客がおすすめのお店や場所を書いた小さなメモ書きが壁一面に貼ってあります。)AC電源(北側カウンターに12口)もあって浅草観光前の計画、調べ物をするのに便利です。

人力車

浅草名物人力車。一台約180万円するとか。庇がついているので直射日光にも当たらず、多少の雨が降っても大丈夫。目線が高い位置から浅草観光を楽しめます。人力車のスピードは人が歩くスピードの2倍の時速8キロ~10キロ。かなり早いスピードで浅草の町をかけぬけます。車夫さんによっては英語や中国語での観光案内もOK。最近では女性の車夫さんも増えています。事前に予約できるようなのでプロフィールを見て気になる方を選んでみては。車夫さんしか知らないような情報もありオリジナリティーのあるガイドが聞けそうです。

人力車の看板

人力車「時代屋」の看板。現在浅草で人力車の会社は13社ありますが、その中でも「時代屋」はスカイツリータウンから出発や到着もできるアクセスの良さが特徴です。

30分コースは2種類あります。

(西の町なか)雷門→たぬき通り(ご利益通り)→六区通り(芸人さんの歴史紹介)→浅草演芸ホール(落語)→花やしき→浅草公会堂(スターの広場)→町内神輿→雷門。

(東の町なか)雷門→水上バスのり場→隅田公園(桜並木)→伝法院通り→弁天山(弁天様)→時の鐘(鐘撞き堂)→二天門(国の重要文化財)→浅草神社(三社様)→浅草寺(観音寺)→雷門

1名7,000円、2名9,000円で体験できます。

乗車記念に明治時代の人力車写真から作った特性絵はがきがもらえます。

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雷門

門に向かって右側に風神、左側に雷神が配される朱塗りの山門です。

現在の門は昭和35年(1960年)に松下電器産業(現パナソニック)社長松下幸之助の寄進により再建されました。浅草寺を洪水や火災から守っています。

「雷門」の漢字が刻まれた巨大な赤提灯は高さ3.9m、幅3.3m、重量はおよそ700kg。

提灯底部には精巧な龍の彫刻が施されています。

実はこの赤提灯、畳むことができます!「三社祭」が行われる時、神輿が雷門を通る際に提灯があると通れないため、畳まれます。

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反対から見た雷門

風雷神門(ふうらいじんもん)は雷門の正式名称。

風神雷神像の裏側には天龍像&金龍像の2対の像が安置されています。この2体の龍神像は男女の擬人化した姿になっており、2本とも尻尾を持っています。龍神は水を司る神でこのような龍神像を祀ることで二度と火事で焼けないようにとの思いが込められているそうです。この龍はよく見ると「玉」を持っています。「如意宝殊(にょいほうしゅ)」と呼ばれるものでどんな願いでも叶える玉とされています。

仲見世通り入口

日本一歴史のある商店街「仲見世」。約250m続く石畳の参道に90店舗近くの土産屋、食物屋が所狭しと立ち並び、浅草らしさを味わえます。注意点は食べ歩きが禁止されていること!食べ物・飲み物を購入したら店舗前に立ち止まって味わいましょう。仲見世通りに行ったらぜひ寄りたい人気店は「浅草きびだんご・あづま」。江戸時代に仲見世に実在したきびだんご店の味を再現したというきびだんご専門店です。5本入り350円で購入できます。冷やし抹茶とセットでどうぞ!

伝法院通りから見たスカイツリー

「伝法院通り」とは、仲見世商店街と交差して東西に延びる約300mの通り。

通り奥にはスカイツリーが見えます。一味七味、唐辛子の「鏡商店」、趣味の履物「やまとみ」等個性的な32店舗が連なっています。「白波五人男」の人形を探すのも伝法院通りの楽しみの一つです。通りのどこかに隠れているので見つけてみましょう!お店が閉まった後シャッターに描かれた絵には店が担う商品にまつわる人や浅草にまつわる人、芝居や言い伝えにまつわる人など8人の有名人が隠れているそう。夜の見どころです。

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宝蔵門

門の両端に仁王像が安置されておりもともと仁王門と呼ばれていました。左に北の湖をモデルとしたと言われる阿形像。右に明武谷がモデルと言われる吽形像。仁王像はインドの古代武器金剛杵を持ちすべての煩悩を破る菩提心の象徴。身体健全や災難厄除の神です。上層部分の「宝物収蔵庫」に国宝や重要文化財、寺宝が収蔵されているので「宝蔵門」と呼ばれています。中央の提灯は「小舟町」と書かれている通り、日本橋小舟町の人たちによる寄進。宝蔵門裏にかけられている「大わらじ」は吽形制作者である村岡久作氏の出身地というご縁で山形県村山市の奉賛会により奉納され、魔除けと健脚を願って多くの人が触れていきます。

五重の塔拝殿

浅草寺五重塔は江戸時代には寛永寺増上寺天王寺の塔とともに江戸四塔として親しまれていました。昭和20年火災による焼失後、昭和48年に再建された昭和五重塔は高さ53、32m、ビルで言うと15~20階建て。最上層にはスリランカのイスルムンド寺院から昭和

41年に奉載した仏舎利が納められています。

正面には阿弥陀三尊仏が安置され永代供養位牌が奉安されています。宗派を問わず無関係な人でも供養を申し込めるため、昭和天皇マザーテレサ、ダイアナ妃の位牌まで存在するそうです。

浅草寺

浅草寺のご本尊は聖観世音菩薩。628年、宮戸川(現在の隅田川)で漁をしていた檜前浜成・竹成(ひのくまのはまなり・たけなり)兄弟の網にかかって引き上げられたと言われる像です。「商売繁盛」「学業成就」のように特定の御利益ではなく、願い事全般を叶えてくださる大変ありがたい仏様。

本堂の前にはお線香をたく常香炉が設置されており、昼間は参拝客でにぎわっています。お線香の煙を自分の体の悪い部分にかけると良くなるという言い伝えがあるそうです。

浅草西参道商店街

浅草寺でお参りをすませ、左に進むと浅草西参道商店街が見えてきます。

昭和29年に浅草公園六区興行(映画)街と浅草寺を結ぶ通りとして整備された商店街。歌舞伎座風のアーケードをくぐると約100mのひのきの木道が敷かれ情緒あふれる温かな雰囲気です。アーケードになっているので雨の日の観光にはおすすめです。

左右に立ち並ぶお店も非常に個性的。CMやテレビでもおなじみの「浅草きんぎょ」。飾り刀、舞踊刀、居合刀を常時200本展示している「一両屋」。舞踊・演劇小道具の「写楽小道具店」等江戸の街にタイムスリップした気分で楽しめます。

雷門ライトアップ

浅草寺では2003年以来、日没後から23時頃まで期間を問わず毎日ライトアップが行われています。国際都市・浅草のイメージアップを目指して江戸幕府誕生400年の記念事業として浅草寺周辺の商店主たちによって発案されました。手がけたのは東京タワーやパリのエッフェル塔のライトアップでも知られる世界的照明デザイナー石井幹子さんです。雷門大堤灯のライトアップはその大きさがより一層際立ち迫力満点。夜の雷門は静寂で荘厳な雰囲気でにぎやかな昼間とはまた違った表情が楽しめます。風神様雷神様も男前に見えますね。

浅草文化観光センターからスカイツリー夜景

浅草文化観光センター8階の展望テラスから西方向の夜景。隅田川の奥にライトアップされた東京スカイツリーがきれいに見えます。東京スカイツリーのライトアップ点灯時間は季節ごとに異なり、冬は16時30分頃から、夏は19時過ぎに点灯されます。公式ホームページに毎日の点灯時間が掲載されているので確認しておくといいかもしれません。点灯時間になると、まずタワーが白色に点灯し輝くように点滅。その後、赤色のライティングに虹色を加えた点灯演出が始まります。

スカイツリーの点灯時間や点灯の色は季節などにより異なりますので、行く日により様々な演出を楽しむことができます!

 

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